転職のコツ>自分の市場価値を正確にはかる方法はご存知ですか？

ビジネスマンの意識調査では、必ず「今の給料に満足しているか？」という質問があります。
「不満」と答える人が半数に及ぶのはいつものことですが、この「不満」はいったいどこから来るのでしょう？

なかには会社の給料が世間並みにはほど遠く、どんなに忠誠を尽くして身を粉にして働いても、
自分の働きに見合った給料がもらえない、という人もいるでしょう。
また会社の給料は人並みでも、同期の人間と比べて年収が少なく、不公平だと感じている人もいるでしょう。
前者の場合は転職が解決方法になるし、後者の場合は原因を探る必要があるでしょう。

しかしもともと自分の価値や能力を正しく評価する、というのは難しいことです。
もしどうしても会社の評価に不満なときは、自分が一体世間ではいくらで売れるのかテストしてみるのがいいでしょう。
土地の評価額を知ろうと思ったら普通、不動産屋にいけばよい。それと同じで自分の評価額が知りたければ、
求人応募に応じて評価してもらいましょう。
この場合は、もちろん会社を辞めず、転職の意志をかためずに、ただ書類を出してその会社に行ってみます。
このときうまく質問できれば、「あなたのキャリアを考えて、年収500万でどうか」などと、具体的な数字の
話が出ると思います。それを2,3社応募してみて、その平均を出せば、あなたの市場価値となります。
先方の企業は雇うことを考えて、シビアにあなたを評価してくるはずです。
だから応募書類を真剣に吟味し、値段を出してくれることでしょう。

また民間の人材バンクや職業紹介機関を利用するのも手です。
登録カードに誤りのない記述をして登録しておけば、企業から「年収450万でどうですか？」と具体的な数字付きで
打診があることでしょう。それがあなたの値段となります。

自分の相場を知ることにより、今後の転職活動に明確な基準ができます。